「ごめんね、唯ちゃん」 スタジオの外の生垣に座り、申し訳なさそうな顔をする蒼。 妄想していたあたしは、顔が真っ赤で。 今さらながらに恥ずかしくて。 蒼の顔を見れないでいる。 「週刊誌なんて気にしなくてもいいよ」 蒼は笑ってそう言っていたけど…… 気になるのは蒼のほうだよね? 蒼の本性がバレたら、色々とまずいんだよね? 不安になってしまう。 蒼は…… 蒼はそれでいいの?