「なっ……」
あたしの顔は真っ赤だ。
何これ。
ストーカー!?
週刊誌、怖すぎだよ。
「お前ら激しいんだな」
笑う賢一に、
「ちっ……違うよ!
そんなことしてない!!」
泣きそうな顔で訴えるあたし。
恥ずかしすぎて。
「なぁ、あのときの蒼ってどんな感じなの?」
ニヤニヤ笑う賢一に、
「しつこそう」
顔を歪める慎吾、おまけに
「一分で終わりだな」
優弥さんまで入ってくる始末。
「もう!唯ちゃんが可哀想だからやめて!!」
蒼は赤くなった顔で怒っていて。
あたしの手を引いて、部屋から出た。
ドキドキドキドキ……
鼓動が速い。
あたしの頭の中はただいま妄想中。
あたしを抱いてくれる時の蒼は……
すごく優しくて、
時々色っぽくて、
あたしの理性がなくなるまであたしを溶かす。
蒼と触れ合う度に思う。
あぁ、愛されてるな、幸せだなって。
それはね、三人の想像を遥かに超えることだよ。