あたしはと言うと…… 「あっ!もうすぐ品切れ!! 唯ちゃん、豚肉入れて! 大至急!!」 完全にスタッフに取り込まれていて。 焦る蒼とともに、テントの下で行ったり来たり。 豚肉を大量に鉄板に放り投げ、油が蒼に跳ね返った。 「あちちちち!!」 「あお……ザキ氏、ごめん!!」 あたしたちのやり取りは、完全に漫才化していた。