Fが練習する横でヘッドホンをして、あたしは黙々とギターを練習する。
時々蒼を見て、あぁすごいななんて思ったりして。
どうしたらあんなに綺麗な音色を奏でることが出来るのだろう。
どうやってあんな複雑なリズムを刻めるのだろう。
どれだけやっても、あたしは弦を押さえることすら出来ない。
だけど、何だか嬉しいよ。
思いがけず蒼と同じ舞台に立てるなんて。
いつもは下から見上げていたけど、次は隣にいるんだね。
うん、蒼がいれば、大丈夫。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…