「蒼は碧になるために、練習をいっぱい頑張らなきゃ」



「唯ちゃん……」




蒼は子供みたいなまん丸の目であたしを見ている。

その目で見つめられるだけで、あたしは焦げてなくなってしまいそう。

どんな時もあたしは蒼に夢中。





「分かった!

俺、練習する」




蒼は立ち上がって、近くに転がっているギターを持ち上げた。




「唯ちゃんも頑張るから、俺も頑張るよ」






その太陽みたいな笑顔が見たいから。

だからあたしも頑張るよ。

こうやってお互い高め合える存在、最高だよね。