「ダメ!」っと言おうとしたけれど、言葉を飲み込んだ。
だって、あまりにも彼が切ない表情をするもんだから。
「もう……会えないんだしさ」
頭を打たれたような衝撃。
今にも、息ができなくなりそう。
「俺の足、言うこと聞かないんだ。激しい運動はダメなんだって」
「だから、もう…サーフィンもできないし、お前にも会えない」
ちらりと足を覗き見ると左足が異常なほど真っ赤に腫れあがっていた。
じゃあ、今日、無理して海に……それで……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…