空の色がうっすらと 茜色に変わろうとするなか 前触れもなく突如鐘が鳴り響き 学祭1日目の終了を告げる そしてそれと同時に、各クラスの出店が それぞれ着々と後片付けや 明日に向けての準備をし始める そんな周りの様子を優雅に眺めながら サボれ……ればかなり楽なのだが…… 現実はそうはいかない むしろいま俺は 最大の難問を解決するのに必死だった