その後、上郷がさとしに話しかけてたんだ。
そんな場所をみて俺の胸はチクリと痛んだ。
「なんだこの気持ち…」
初めての感覚…
あーイライラする。

そう思ったとき
さとしが「可愛い子が隣りでよかったな」と言った。そしてきゅーちゃん可愛いーと連呼していた。

確かにそうだ。上郷は可愛い。俺は幸せ者だな。
ん?まてよきゅーちゃんってなんだよ。

急に仲良くなりやがって…

上郷とさとしが仲良くしてると胸がズキズキしてくる。

やきもちってやつか?
俺はいても立ってもいられなくなって…
「さぼるぞ」

上郷の腕を引っ張った。
ヤバイ。
俺の本性バレたかな?
大丈夫かぁ

俺らは静かに屋上へ上がった。