入学式が終わった。涼乃と一緒にクラス発表を見に行く。A組。
「あーちゃんと同じ!!」
「やったね!!」
2人で喜びを語る。そこに聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「今朝の自転車の…だよね。」
「え、うん。竜也君だっけ…。」
そうだよ、竜也はにこやかに答える。
「名前、何ていうの?」
「愛梨。小野寺愛梨。」
「愛梨ちゃんかあ、何組?」
A組。ドキドキする心臓を抑え、口に出す。
「俺もAだよ。よろしくね。」
竜也は右手を差し出してきた。握手、ということだろう。
「あーちゃんと同じ!!」
「やったね!!」
2人で喜びを語る。そこに聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「今朝の自転車の…だよね。」
「え、うん。竜也君だっけ…。」
そうだよ、竜也はにこやかに答える。
「名前、何ていうの?」
「愛梨。小野寺愛梨。」
「愛梨ちゃんかあ、何組?」
A組。ドキドキする心臓を抑え、口に出す。
「俺もAだよ。よろしくね。」
竜也は右手を差し出してきた。握手、ということだろう。