入学式始まるよ、涼乃の声が聞こえた
入学式が始まり、ようやく校長先生の長い話が終わる。次は新入生代表の挨拶。
「すず、誰だろうね。トップ合格した人。」
愛梨は小さく唸った。先生の声が耳に響いた。
『新入生代表、上村竜也。』
はい、という返事が聞こえて、上村竜也が壇に登る。
あっ!愛梨は思わず叫び出しそうになった。上村竜也はまさかの自転車男だったのだから。
「あーちゃん、上村竜也のこと知ってるの?」
「朝に自転車で送ってもらった…。」
すごいじゃない、これがきっかけに仲良くなれるかもよ、という涼乃の声が聞こえたが、もう何も考えられなかった。愛梨はもうすでに…竜也に恋していた。
入学式が始まり、ようやく校長先生の長い話が終わる。次は新入生代表の挨拶。
「すず、誰だろうね。トップ合格した人。」
愛梨は小さく唸った。先生の声が耳に響いた。
『新入生代表、上村竜也。』
はい、という返事が聞こえて、上村竜也が壇に登る。
あっ!愛梨は思わず叫び出しそうになった。上村竜也はまさかの自転車男だったのだから。
「あーちゃん、上村竜也のこと知ってるの?」
「朝に自転車で送ってもらった…。」
すごいじゃない、これがきっかけに仲良くなれるかもよ、という涼乃の声が聞こえたが、もう何も考えられなかった。愛梨はもうすでに…竜也に恋していた。