「…あぁ、すまぬな。つい興奮して…。」
「いいです…リディンさんの体に負担がかかるし」
「私をナメるでないよ。それくらい一年間やり続けても平気じゃ。」
ニコニコと微笑んでリディンは言う。
「…すみません」
アレンは素直に謝った。
「それで、リディンさん。ファンリュジョン様がどうかしたのかしら?」
二人のやり取りもそこそこに、レイは話を進めようと促す。
「ああ、そうじゃ。その神の予言というのは、あのファンリュジョン様が予言したモノでな。」
リディンはそう言うと四人の顔を一人ずつ見た。
ギルク、イル、レイ、最後にアレン。
「いいかい、これはきっとお主らに深く関わることじゃ。これから先の旅にも影響するやもしれぬ。」
そう前置きすると、リディンは予言の内容をゆっくりと話した。