愛花は不安な顔でコクリと頷くと、ベンチから立った。


そして二人は政宗の家に行こうと歩いていた。

その間に二人は一言も話さなかった。


でも、二人とも思っている事はただ1つだった。


今じゃなくてもいい。でもいつか結婚するように了承を得ること。
その思いを胸に秘めた二人はやがて政宗の家についた。