「汝、有るべき姿を我の前で示せっ!!」


目をつぶって、なつきさんと手を繋いで、ココは力強く言葉を発した。


すると、身体が温かく火照り始め、それと共に隣のなつきさんの魂が、消えて行くような、ぼやけて行くような、そんな感覚にとらわれる。




「ーーーーん、ココ。お疲れ様。終わりよ」



ユキの嬉しそうな声を聞き、ココはそっと目を開くーーー。