「えっ!」


結の言葉に俺は、彼女の方に目を向けた。



「この変態!」

彼女が下着をとっている様子はなく、キャミソール1枚だけの姿だった。



い、いや。これは裸よりえろい。



おばけは明らかに俺を誘惑している。



それとも本人は、無意識にこの行動にでているのか?



だとしたら、ものすごく小悪魔なんだが?




「ゆ、ゆい、おっぱい触らせてください」


両手をそっと結の胸元にまで近づける。


「葉月」

結がボソッと、口にした、言葉だった。





興奮が一気に冷めた。





「あたしはまだ葉月の彼女なんだからね、友達の彼女のおっぱいと太もも触っただなんてさいてー」


確かに性欲にまけて、太ももと胸は触れた。胸は服越しだけれども。



あ~、葉月すまない。


俺は一気に罪悪感に取り囲まれた。