昼休み−。
あたしは屋上で待ってた。
ガチャ
大翔が入ってきた。
大翔「なに?忙しいから手短によろしく。」
大翔…最後まであなたはそうなのね。
優香「分かった。大翔。」
大翔「なに?」
優香「別れよ。あたしたちやっぱり合わないみたい。」
大翔「は?なんでだよ。」
優香「とにかく、あたしと大翔は別れなきゃダメだよ。」
大翔「なんで別れなきゃいけねぇんだよ。」
優香「自分が一番よく知ってると思うよ。」
大翔「は?」
優香「他の女の子と帰ったり、キスしたり。あたしがどんな気持ちでいたと思う?」
大翔「…ごめん。俺は優香が好きでかわいくて、嫉妬させたくて他の女と一緒にいた。」
優香「嘘言わないで。キスまでする必要なんかなかったはず。」
大翔「ホントにごめん。俺は今も昔も優香だけだよ。」
優香「知らない。もう別れる。」
大翔「優香!」
優香「別れるって言ってんの!最後くらい言うこと聞いてよ。」
大翔「優香。」
優香「うるさい。もうヤダ。さよなら。」
さよなら。大翔。大好きだよ。