「光。そいつは俺の幼馴染みだよ」



翔太先輩はそう言うと手招きして俺を座らせた




「俺らと同じクラスの丹田千晶。まぁ、顔はそれなりにいいんだけど中身とのギャップが激しい。」



「そーそー。ほんと餓鬼っつーかなんつーか。猪突猛進?みたいな?」




翔太先輩も慎先輩も優しい顔で笑いながら話してくれた。




…先輩たちにこんな顔をさせる丹田千晶ってどんな奴だろう





「休憩終了!!!始めるぞ!!!」





「うっす!!!」




丹田千晶のことを考えながら練習をし、家に帰ると俺は洋太に連絡した




『はーい。光くん?どうしたのー?』




相変わらず緩い洋太の話し方





「瞬殺先輩の件だけど、夏休み明けからの1ヶ月でもいい?夏休み明けの最初の試合の日。」




『お!やる気だしてくれたの?やってくれるならなんでもいいよー』




「おう。ありがとなー。じゃーな」





先輩たちのよると夏休み明けの最初の試合に丹田千晶先輩が来ることになってるらしい。



よし!その日に向けてバスケがんばんぞ!!!!




…がんばってたら肝心の試合の前の日に捻挫したわけです。