「なにが?なに言ってるの?なにニヤニヤしてるの?」

奈々はそう言いながら軽いため息をつく。



「急いできたからのど渇いちゃった!とりあえずカフェラテに・・・」

「ここのカフェラテはやめた方がいい!目がなくなっちゃうんだよ!口とか難しいし、髪の毛とかは絶対無理だし!」
奈々の言葉を遮り、私は会心の笑顔のまま奈々に力説する。


「千夏、とりあえず分かった!じゃ、カフェ・コン・レチェ(カフェラテのスペイン語)にするから!大丈夫!」

奈々はオーダーする。


さすが奈々だ、変に深く突っ込まずスルー、私の扱いには慣れている。