「…ナオも族だったんだろ?

やっぱり、レイプとかしてたのか?」


「いや、オレらんとこは、そーゆうの嫌ってたから」


そっか…
ひとくくりにして悪かったな…




そして、アタシはまた話し始めた。


「アタシがこんな仕事始めたのはさ…

それ(レイプ)が原因で…


力と、恐怖で、無理矢理、
心と身体を壊されるくらいなら…

自分で壊してやる!


そう、思ったからなんだ」



アイツらに、この屈辱に、

負けたくなかった。



「でも、それだけじゃない…」


アタシは悲しみに顔を歪めた。