愛しそうに微笑むハルに…
思わずドキッった。


アタシもそんなふうに撫でられたい!

なんて、思ってしまった。



それからハルのコト、意識するようになって…


高3になった頃には、カンペキに好きになってた。




「ハル!どーしたんだよ、ソレ!?」

甘めのキレイな顔が腫れていた。


「ケンカに決まってんじゃん。

でもま、勝ったし!」

と、無邪気に笑うハル。


「あんま、無茶すんなよ!」

すげー心配になった。


ハルは優しく微笑んで、

「大丈夫だって。俺、強ぇから」

そう言って、アタシの頭をクシャクシャ
した。




胸がキュンときた。




「咲陽チャン、春明マジ強ぇから、
心配いらねーって!」

ハルのダチがフォローを入れてきた。