ふーん…

バイク乗ったことナイけど、気持ち良さそーだな。

別れたばっかだし、
いー気分転換になりそー…


「いーな…」

アタシが呟くと…


「咲陽も来るー?」

そー言って、久美が誘ってくれたから…


アタシ達は、部活をサボってツチダオートに行った。




「あれ?アンタ、瀬戸咲陽だよな?

…やっぱ、キレイだな」


アタシの事、知ってんだ?


土田はマジマジとアタシを見つめた。



「春明〜、あんたカノジョいるっしょ」

久美が呆れたふうに笑った。


ふーん、カノジョいんだ…



「キレイなもんはキレイじゃん。

俺、土田 春明。
よろしくな、咲陽チャン」



それが、ハルとの始まりだった。