ナオの気持ちは知ってても…


夕月じゃなく咲陽に…
初めて向けられた、想い。


余りにもストレートな表現が、逆に響く。




嬉しくて、嬉しくて…


切なくなった。





アタシもナオが好きだ。




言葉に出来なくて、うつむいた。



そっとナオの手が…
アタシの頭を撫でた。



ナオの好きに、何も返さないアタシに…

なんでそんな優しんだよ…



その手は…

オレの気持ちは気にすんなって、
言ってるみたいだ。




やっぱりナオに、全部話したい。

好きだからこそ、ちゃんと話したい。




でもそれだけじゃない…



独りだと、甘えなくてもヘーキなのに…

心に誰か居ると、その人に甘えたくなる。



ずっと独りで抱えてきて、疲れたのかな…

アタシはナオに甘えたいのかもしれない。