どーしよう…

こんな状態で、仕事出来んのかな…




アタシは…

自分を壊したいくせに…



壊れることを怖れて、

壊れたことに傷付いてる。



だけど…

壊されるのは嫌なんだ!




人の意思なんて…


ひとつのシンプルな気持ちじゃなくて、
複雑な思いが絡み合って…

常に葛藤してんのかもしれない。





「ナオ…!」

指名客はナオだった。



なんだか急に、ほっとした…



ナオはアタシをジッと見つめて…

静かに抱きしめてきた。




ナオで良かった…

ナオが…




居てくれて良かった。




ナオの体温に癒されてく…。