梅雨も本格化してきた。

アタシはこの時期が…


死ぬほど嫌いだ。




「雨、ひどかったんだ?」

ナオにタオルを渡した。


「うん、ヤバイ!」

ナオは、着ていたTシャツだけ脱いで、髪をワシャワシャ拭いた。


いいカラダしてんな…


「夕月、あっためて」

ナオに手を引かれて、ベッドになだれ込む。



先週…

アタシに彼氏がいないって知ってから、
ナオのスキンシップは加速した。



「しょーがねーな」

そう言いながらも、嬉しい…


アタシは、雨で冷えたナオのカラダを抱きしめた。



アタシ達は相変わらず、シない。

でも、ピロートークもどき。



「…アタシの事、

好きっつってたじゃん?」

アタシは気になってた事を聞き始めた。