「え…休み?」


夕月の店に来た 尚 が、ボーイに聞き返した。


「はい、ちょっと…

しばらくは…」


「なんで?」

夕月とイチャついていたそのボーイを、
不審げに見つめて問いかけた。


「いえ、ちょっと…

プライベートな事なんで…」



尚 は、何か言いたげにボーイを見つめて…


「…はい?」
と、戸惑うボーイから、


フイッと顔を背けると、そのまま店を後にした。




心配になって…

着信履歴にある夕月の番号に電話をかけみる…


が、夕月は出なかった。