この部屋のすべてで…

それだけじゃない、
職場や車や、オレの周りすべてで…


今まで居た咲陽が、心臓に突き刺さって…



粉々に破れそうだ!




だけど…

咲陽の苦しみを考えたら、オレなんか…






思えば…

ただのエゴだったのかもしれない。



咲陽の光のつもりでいたけど…

オレはただ寄り添って来ただけで、
一歩一歩踏み出して来たのは…



咲陽自身だ。



最初から、光は咲陽の中にある。




そしてそれは…

いつのまにか、オレの光になってた。










"負けんなよ"



負けず嫌いな咲陽なら、
この言葉で乗り越えるはずだ。



今は苦しくても…

咲陽ならきっと、大丈夫だ。



オレなんか居なくても。




だって、そーだろ?