朝、隣で眠る咲陽に唇を近づけると…

ふいに目を覚まして、

「…なに見てんだよ」


「…

キスしようと思って」


「…




……、しねーのかよ?」


不器用さが いじらしくて、
思わず吹き出した。


「~~っっ!起きるっ!!」

拗ねながら起き上がる咲陽を…


引き寄せて、抱きしめる。



「キスしてい?」

「…いちいち聞くなよ、バーカ」

言い終えたと同時にその唇を塞いで…
再びベッドに埋もれた。


そして唇を解いて、
たまんなそうな顔を見つめる…

「咲陽…すげぇ好き…」



甘い…

甘い時間…