現れた咲陽の姿に…

愛しさで、胸が締め付けられる。

同時に…



激しく痛んだ…



ペンダントをしてない首元には擦り傷、

そして、右手に巻かれた包帯…



オレが与えてしまった、この2日間の苦しみが伝わってきて…


胸がえぐられるようだ…!




抱きしめたくて、たまらない…



「咲陽、ごめん…」




触れたくて…



触れたくて!




気が狂いそうだ…






嘘ついてごめん、


過去を隠しててごめん、


こんなに傷つけてごめん、




オレが過去に縛ってて…ごめん。



「ほんとに…ごめん」




抱きしめたい…



抱きしめたい…




もう壊れそうだ!!




咲陽を抱きしめたい…












「別れよう」