なのに、なんでだよ!



なんで…

ナオなんだよ…!






苦しい…




許せない気持ちと…


好きで、好きで、どーしようもない気持ちの葛藤で…




もう、おかしくなりそーだ…!










次の日…

アタシは、捨てたペンダントを探しに行った。



もし、見つかったら…



アタシ達の心はきっと、繋がってる。




願掛けする思いで、答えをそれに託した。



ショックで取り乱してたから…
そん時の事は、あんま覚えてない。


だけど、たぶんこの辺って場所を、
朝から必死に探しまくった。



やっぱ無いか…



でも諦めたくなかった。




もう何時間探したか…って、その時!





見つけた!!





アタシは、ぎゅっとペンダントを握りしめて、胸にあてた。



♪♪♪♪♪〜

それを待ってたかのように、
ナオからの着信。



「咲陽…

ちゃんと話そうか」


すごく久しぶりに感じる、愛しい声に…
切なくて、涙が込み上げる…



アタシはとっさに、ペンダントをデニムのポケットに入れて…

ナオが待つ、事務所に向かった。