「ナオはさ、アタシの事…」


その続きが、聞きにくそうだったから…

好き?

って質問かと思って、
自分から「好きだよ?」って答えた。



予想外に動揺してるキミを見て…

嬉しくて、照れくさくて、つい顔を背けてしまった。




しかも、誕生日まで教えてくれて…


オレの事、信用してんのか!?

って、すごく驚いたし、マジ嬉しかった。





キミに「…なんでアタシ?」って、
好きな理由を聞かれた。



あの日…
そして今も、

必死に戦ってるキミが…


すごく綺麗で…

すごく愛しい。



なんて理由、言えなくて…

「すごく、キレイだから」

とだけ、答えた。



気がつけばオレは…

自分の為に、キミとの過去を隠してた。



あんな場面、見られてたなんて嫌だろうし…

忘れたい過去を知ってるヤツとは、関わりたくないハズだし…


オレがあの場に居た事を知ったら、
拒否られると思った。



キミと関われなくなんのが嫌だったんだ…