「ナオの事、利用してんのかもよ?」

って、投げかけてきたけど…


自分の事、そんなふうに言うキミは、
いいコなんだろーなって思った。


それに、オレにとっては…


大事なヤツが困ってるから助ける!


ただそれだけの事だ。



なのに、冗談?


意味わかんなかったけど…

オレの事を気遣ってんだなって思った。


心配だったけど…


キミの傷を掘り返したくなくて、

何も聞けずに見送るしかなくて。



店も休んでたし、電話も出ないし…

彼氏らしきヤツに、聞くワケにもいかなかったし…


すごく心配した。



まぁでも…
また店に行ったらフツーに働いてたから
、少し安心した。



そのあと、あのボーイが彼氏じゃないってわかって、さらに安心した。



嬉しくて…

もっと、もっと、キミに触れたくなった。