「っにしてんだコルァ!!」

ケータイの持主が食ってかかろーとした時…


「バカ、ヤメろ!
國神會のショウさんだ!」

隣のヤツが、それを制した。



「なんだァ?
バカな事(写メとか)してんなよォ?」

状況を見て、察した智和が割り込んできた。



その時…

「コイツ、壊れたァ!?」

「マジ!?
スピード、キメる必要なくね?」




ドラッグ!?




オレ達はとっさに、その声の方を見た。



瞬間…





犯られてる女のコの姿が、
鋭いナイフみたいに突き刺さって…



胸が痛んだ…






そのコは…

腫れた手を睨みながら、
かすれた声で歌ってた…



思わず目を奪われて…



どーしょうもない気持ちになった…