のに…

ナオは真に受けて、すごく嬉しそうに微笑んだ。



まぁ…
とりあえずじゃなくて、

ちょっとは本音だよ。




「でも…

生まれ変わったら、向日葵になりたい」


哀れなオンナじゃなく、

クソみたいなオトコじゃなく、



今度こそ…




ナオが不思議そうにアタシを見てる。


まぁ、イミフだよな…

アタシが不思議ちゃんになってるし。



でもなんで…

ナオにこんなハナシしてんだろ?






それから、終了コールが鳴るまで…

ナオはずっと手を絡めてた。




「はい、来週は休みだから」

アタシは、出勤日を記入してる名刺を渡した。


今更だけど…

渡そうかなって思った。


「ありがと!」

子どもみたいに、無邪気に喜ぶナオ。


大げさじゃね?