11月半ばに差し掛かり…
秋も終盤を迎えようとしてた。



「おっつかれい!

…と、あれ? 尚は?」


勢いよく事務所に入って来た、
金髪のワイルドなイケメン。



誰だ?オマエは…

「あ、もーすぐ戻ってくると思います」


「マジかよ!
驚かせよーと思ったのに…
やっぱ、連絡入れりゃよかった!

アンタ事務の人?
ココで待ってていーか?」


だから、誰なんだよ!?
なんかエラそーだな…

「いーですけど、どちら様?」


「あー俺、尚 の幼馴染。

つーかアンタ、どっかで見たことあんな?」


最近多いな、それ…
つか、

「ナオの幼馴染なんだ!?」


「あ?おう…

アンタ、尚 と仲いーのか?」

不審気に、アタシを見た。