数日後…

咲陽には出張と告げて、
尚 はハリーウィンストンを訪れた。





「初めましてっ!
私、さやちゃんの先生をしてた小沢です

今日は遅くまですみません〜」


「あ、いえ、こちらこそすいません」


「ど〜ですか!?
私流の事務ですが、お役に立ててます?



「え…?
っと、なんの先生なんですか?」


「えっ!?
さやちゃんから、きーてないのっ!?

あなたのために、
すごぉく頑張ってたのに!

さやちゃん、私のスクールで建設事務の勉強してたんだよ?

彼氏の力になりたいって、朝から夜まで
ビッシリ頑張ってて…


きっと、あなたのコト気遣って、ナイショにしてたのね」





酔った咲陽を迎えに行った日の会話。