「ナオ〜…迎え来てっ…」


「…

咲陽、酔ってる!?
今どこだよ?」


「っとね〜…ローソンのトコ」


うまく説明出来ないアタシに、
ヨーコさんが電話を代わってくれた。


アタシはウトウトと眠ってしまう…




「咲陽、帰るぞ」

ナオに抱き起こされ、目が覚める。



「さやちゃん、またね〜」

「あ、ヨーコさん…
ありがとぉ…
ごちそーさまです…」



小沢さんは眠ってしまって、ヨーコさんに見送られながら、車に乗り込む。


「ばっいば〜い!
気をつけてね〜!」

手を振るヨーコさんを見ながら…


「ヨーコさん、酒強ぇ…」

アタシの倍は飲んだヨーコさんを見て、
苦笑いで呟いた。