「ただ、なんだよ?」



ナオはタバコに火を着け、
深く吸って吐き出した。


シカトかよ!!



そしてやっと、重い口を開いた…

「オレさ…


咲陽は、龍 と居た方が幸せなんじゃないかって考えてた。


咲陽が、あんなすぐに打ち解けてたし…

龍 と絡んでる咲陽の方が、すごく自然で
楽しそうだったから…」




なんだよ…それ…

本気で言ってんのか!?



「確かに…リュウと居ると楽しいよ。

けどそれは、ダチみたいに思えたからだ!


だいたい…

誰かと楽しく出来んのも、ナオがアタシの光でいてくれるからだろ!?」




思い出したよ…

あの時、意味深に目ぇ逸らされた事。




そう思ってたから…


大したヤキモチも妬かず、

束縛もしなかったんだな?




ふざけんなよ!


全部受け止めたいっつっても、
限度があんだろ!