映画を見るコトにして…

ポップコーンを買いにいったナオを待ってると…


ドンッ!!


走ってきた子供が、ぶつかってきた。

持っていたポップコーンが宙を舞う。



「あーあ…大丈夫か?」

尻もちをついた、その男の子を起こすと…


「うわ〜んっ!
ポップコーンが〜!」


「オマエが走り回るからだろ!?
ったく…
新しいの買ってやるから、
落ちたのを、こーやって片付けとけよ」


と、立ち上がったら…
ナオが戻ってきた。


「ほら、コレやるから…
男なら、もう泣くな!」


そう言って、買って来たポップコーンを
渡して、片付けを手伝い始めた。



「おじちゃん、おばちゃん、ありがと〜」

と、去って行く男の子。


「おねーさんだろーが!」

ツッコむアタシに…


ナオは吹き出して…

「子供、好き?」


「うん、まぁ…」


「オレも…」

優しい瞳で、アタシを見つめた。






トクン…






なんか、それって…

何気に、未来を感じさせる。




あーも…
また勘違いすんじゃんか!



アタシ…
意識しすぎかな…?