*
*
「ひまわり大好き!
おっきくなったら、お花屋さんになって、ひまわりをみんなに分けてあげるの!」
あたしは、元気いっぱいに話した。
「ハハハっ!
それはいーな!
でもそれじゃ、お店がつぶれちゃうぞ」
お父さんは笑って、あたしの頭をポンポンした。
そしてお母さんは、
「向日葵はね、お陽さまを追っかけて、
咲くんだよ。
だから…」
*
*
どーしよう…
泣きそうになってきた。
ナオが…
アタシの左手に指を絡めて、
キュっと握ってきた。
そして、その手を自分のほーに引き寄せると…
傷痕に唇を押し当てて、瞳を閉じた。
トクン…
慰めてんのか?
ナオは、色々と詮索しない。
なんかそれは、心地いい。
「…
いつまで、やってんだよ?」
「あぁ、ゴメン!」
無邪気に笑うナオ。
でも、手はほどかない。
*
「ひまわり大好き!
おっきくなったら、お花屋さんになって、ひまわりをみんなに分けてあげるの!」
あたしは、元気いっぱいに話した。
「ハハハっ!
それはいーな!
でもそれじゃ、お店がつぶれちゃうぞ」
お父さんは笑って、あたしの頭をポンポンした。
そしてお母さんは、
「向日葵はね、お陽さまを追っかけて、
咲くんだよ。
だから…」
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どーしよう…
泣きそうになってきた。
ナオが…
アタシの左手に指を絡めて、
キュっと握ってきた。
そして、その手を自分のほーに引き寄せると…
傷痕に唇を押し当てて、瞳を閉じた。
トクン…
慰めてんのか?
ナオは、色々と詮索しない。
なんかそれは、心地いい。
「…
いつまで、やってんだよ?」
「あぁ、ゴメン!」
無邪気に笑うナオ。
でも、手はほどかない。