チッ、コイツ…

へーぜんとメシ食いやがって。


勘違いするよーな事、言ってんなよ!


でも…




それは、それでカナリ嬉しい。





それからメシが終わると…
テーブルにケーキが運ばれた。


「オレの好きなチーズケーキだし!」

って、喜ぶナオ。


「ヤバイ!
かなりオレ好みでウマいんだけど!

咲陽も食ってみろよ」


「食ってるよ。
つーか…

ナオがウマいっつってた、あの焼肉屋の
チーズケーキに似せて作ったんだけど…

合格?」


ナオはイミフな感じでキョトンとしてる。


「これ、アタシが作ったんだ。

この店、ケーキの持ち込みOKだから」


ナオは驚いたふうな顔で固まった。


そして、

「そんなに惚れてんの?」

って、目を伏せて笑った。