「明日も早いから、もう寝よーか…

あ、そーだ!明日、誠治さんと飲み行くから遅くなるよ」


「わかった。

そー言えば…
この前セージさん、アタシの事 "見たことある"っつってたけど…」


アタシはタバコを消して…
ナオの身体に寄り添って、横になった。


「え?…あぁ、そーか!

オレ、誠治さんに連れられて、咲陽の店に行ったからさ…

そん時見た夕月の写真、なんとなく覚えてんのかもな…」


「マジかよ!?」

アタシはまた、身体を起こした。




今更のように…

ちょっと後悔。



職場のみんなには、バレたくない。

なにより…



ナオの立場を考えると、申し訳ない…