つーか…

今頃、動揺か?
動揺ポイント、おかしくね?


汚れた服を拭く用に、ナオにもタオルを渡しながら…

「帰ったらすぐ洗うから、
シミ抜き手伝えよ」

つったら…


「…うん」

って、嬉しそうなナオ。


と、驚くリュウ。

「はァ!?マジかよ!!

そーゆー事か〜!
言えし!二人とも」


「つか、気づくの遅ぇよ。
みんな、とっくに知ってっから」


「うるせーよ、サヤ!
その気にさせやがって!」

って、デコピンしてきたリュウ。


「痛ッ!

してねーだろ!そんな事」


けど…

リュウの変わんない態度が嬉しい。



「つか 尚さん、
余裕こいてたら、俺マジ狙いますよ?」


「…させねーよ」


そう言ってナオは、デコピンの仕返しみたく、リュウの頭をバシッと叩いた。



最初っから、そー言えよナオ。


けど…嬉しい。