けど…


それでも知らんぷりかよ!

行っていーのか!?


「なに食いたい?」

リュウはノンキに聞いてくるし…



フツーは…

オレのオンナに手ぇ出すな!じゃねーの?


コーヒー飲んでる場合か?



あっそ…

行くからな。



行くからな!



「…やっぱヤメる。

彼氏と食いたいから…」


あーも!
アタシはナオと食いたいんだよ!


「…え?」

リュウが驚いたと同時に…


ゴンッ!!



「あ〜!尚さん、何やってんスか!」


ナオが、持っていたコーヒーカップを
デスクに落とした。

慌てて雑巾を持って、駆け寄るリュウ。


「あ〜も、書類まで!」

「わり…」


リュウにグチられてるナオが、コドモみたいで…

思わず笑いが…


「何やってんだよ、サヤ!
お前も手伝えよ」


あ、そーだった。