「つか、尚さんの彼女さんっスか!?
すげーキレイっスね!」


「だろ?」

不敵に笑うナオ。


やめろよ…恥ずかしい。

けど…


職場のナオって、なんかカッケぇ!

アタシん時の態度とちげーし。



♪〜♪〜♪〜

突然、事務所の電話が鳴った。


「あ、アタシ出まーす」

仕事がデキる、カッコいートコ見せたい!


「はい、ナオケンです」


「…えッ!?」、ガシャーン!!

電話相手の声と、物の落ちた音がカブる。


うるせーな、聞こえね…


『ぶゎはははは〜〜ッ!!』

一斉に笑い出す作業員達。


なんだ、なんだ!?


「尚さん!腰袋落とさないで下さいよ〜」


「わり、ちょっと頼む」

ナオは、腰袋の工具拾いを部下に任せて、アタシのほーに向かってくる。