「さやちゃんって頑張り屋さんだね!
じゃあ、宿題出しちゃお」


ヨーコさんは可愛らしくて、イタズラっ気たっぷりな人だ。


「ヨーコさん…
その流れおかしくないスか?」


「ほんとっ?
じゃ、いっぱい出しちゃおー」


絡みづらい…

ヨーコさんの思考回路が読めない…



だけど、なんか楽しい。






そして夜、宿題を頑張ってると…


「どんな調子?…ヘーキ?」

ナオが、教えようと部屋に来た。


「だから、いーって!

ナオは仕事あんだから、早く寝ろよ」


「最近は早く寝てるから大丈夫だよ。

つーか、気ィ使うなよ」


最近は勉強会を断り続けてる。


「使ってねーよ。集中したいから邪魔」


「…

わかった、頑張れよ。…おやすみ」



あ…

なんか寂しそうだ、ナオ。


ごめん…

その分、仕事で返すから。