「やり過ぎだろ…

ナオの誕生日がプレッシャーになんだろ?」


照れ隠しで、こんな言い方しか出来ない
自分が情けない。


「あぁ、そーだな!ゴメン。
でもオレのは気にしなくていーから」

ノンキに笑ってるナオ。


そー言われて、"うん、わかった〜"って、なるワケねーだろ!


だけど…




「…今日は、

ありがとな…ナオ」



辛かった去年とおととしの誕生日まで、
祝ってもらった気分だよ。



「ん、誕生日おめでとう」

そう言ってナオは、アタシにキスした。


唇を離して…
いつもみたく、また見つめる…

そして再び、深く唇を交わす。




アタシ達は、到着するまで…

甘いキスを繰り返した。