不満そうにしてると…


「ゴメン!咲陽、そーじゃなくて…」

ナオは笑いをこらえながら続けた…

「事務の方だから!

今は専門のトコに依頼してんだけど…
咲陽がやってくれたら助かる」



最初っから、そー言えよっ!
つーか、

「どっちにしろ無理だから!
事務とか、わかんねーし」


「じゃあ、オレが教えるよ。
会社始めた頃は、自分でやってたから」



ナオって、何でも出来んだな…


ーナオって負けず嫌い?」
「どーだろ?
…でも自分には負けたくないかな」ー

ふと、思い出した。


きっと、努力家なんだろな…



アタシも頑張ってみようかな。
ナオに負けてらんねーし、それに…


ナオの助けになりたいし。


「じゃあ…

頑張ってみるよ」