「どうしよっか?私はシルビアがいいんだけどな〜。今度、和也からハル兄に言ってよ」
「えっ!俺、会うの?」
「会わせろって うるさいの。…だめ?」
大事な姪っ子の彼氏の品定めか。
たぶん…うまくできないけど、澪は会って欲しそうだし、仕方ない。
「わかった。会うけど…たぶん仲良くなんかできないぞ。」
「本当!? うん。仲良くは2人は無理と思う!でも 会ってくれたら嬉しい!」
そして、そのハル兄と…クルマの仲間達が集まるという日に 俺も顔を出す事になって、初めてハル兄とやらに会った。
「ハル兄〜!和也 連れて来たよ!」
俺と180で一緒に来た澪が 少し離れた所にいるハルさんを呼ぶと、みんなの目が一斉にこっちを向いた。