その箱を受け取り…

「開けていい?」と言いながら開ける。


「わ!G-SHOCKじゃん!やった!」

「気に入った?よかった?これで。和也 G-SHOCKはしてる事なかったから…嫌いだからとかじゃないよね?」


俺の反応を確かめる様に じっと顔を見る澪。

確かに気に入ったけど、澪が俺の為に選んでくれた事…

それが 何より嬉しかった。


「本当に気に入った。澪、ありがとう。大事にする。ずっと…」


時計をつけながら言う俺の頬に…澪からのキス。

びっくりして見たら 顔を真っ赤にして、


「これも…誕生日プレゼント。…和也、いいよ。…ガマンしなくて」