やっと澪に会えたのは 2週間後の俺の休みの日で、早番の澪を またカフェまで迎えに来て、クルマの外で待つ。
澪が出てきて…前に迎えに来た時よりは ずっと嬉しそうな笑顔で 小走りで近づいてくる。
その笑顔に、心臓がわしづかみにされたようにぎゅーぎゅーいってる…
「和也、久しぶり!…でも ないか。
たった2週間だもんね。ありがとうね、迎えに来てくれて。」
たったじゃね〜よ!めちゃくちゃ 長かった!…会いたかった。
俺の横に立ち 笑顔で言う澪を 今すぐ抱き締めたい衝動を なんとか抑えて
頭をぐしゃぐしゃっと 撫でた。
慌てて 怒る澪がかわいくて余計逆効果で
「行こう! 乗れ。」
と 運転席にまわり 座った。