『 でも、近くまで行ったら和也 わかったよ。声もすぐわかった。怒ってて 怖かったけど!びっくりした。

すごい事、してるんだね。あんなに高い所から ロープだけで 飛び降りたり。
心臓 ドキドキして痛かったよ。

毎日 いっぱい訓練して、私達守ってくれてるんだね。ありがとう。消防士さん。

かっこよかったよ!お疲れ様。』


メールを読み終わり…思わず
「よっしゃー‼︎ 」と 叫んでしまった。


みんなの視線を集める中、背中を向けて
もう一度 読み直す。


近くまでって、いつの間に?気づかなかった。俺も近くで見たかった…

このドキドキは 俺にって事だよな?

だって かっこよかったって書いてるし!
みんなが叫んでる中で 俺の声 わかったって 書いてるし!